ホント困るなあ

肩を寄せられてちょっと下から見上げられたら、男は困っちゃいますね。

 

目鼻の線は2ミリに満たない太さです。

 

作り手にとって、顔の絵が面白いのは、1ミリの違いでも表情や年齢が大きく違ってしまうからです。例えば1ミリ頬が引っ込むと年齢が10歳上がってしまします。私の工法では、その1ミリの違いを彫り出せます。

 

この絵は、坂東玉三郎の写真を基に、男が困ってしまう女性のしぐさを描いたつもりです。

 

 

切り絵ですと、台紙に切った紙を張り付けるのですが、私の場合、竹の透かし彫りの面白さは、内側の空洞の空気感だと思うので、敢えて紙は貼りません。

画像で撮ると裏側の彫りが目障りのように見えてしまうので、こうやって動画でお見せしています。